2009年2月26日木曜日

チェンジリング~クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演

1928年のロサンゼルスを舞台に、誘拐された息子の生還を祈る母親(アンジェリーナ・ジョリー)の闘いを描くクリント・イーストウッド監督によるサスペンスドラマ。息子は無事に警察に保護されるが、実の子でないと疑念を抱いた母親が、腐敗した警察に頼らずに自ら息子の行方を捜して行動を起こし、同時に市長や警察機構を告発する。

7つの贈り物~ガブリエレ・ムッチーノ監督、ウィル・スミス主演

男の名前はベン・トーマス。ベンは7人の名前が載ったリストを持っている。彼らは互いに何の関係もない他人同士。ベンは彼らに近づき、彼らの人生を調べ始める。そして、ある条件に一致すれば、彼らの運命を永遠に変える贈り物を渡そうとしている。ベン・トーマスとは何者なのか?彼の目的は何なのか?そして、贈り物の中身とは…?

2009年2月8日日曜日

ベンジャミン・バトン~デウ゛ッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット主演

F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を『セブン』のデヴィッド・フィンチャーが映画化した感動巨編。第一次世界大戦時から21世紀に至るまでのニューオリンズを舞台に、80代で生まれ、徐々に若返っていく男の数奇な運命が描かれる。主人公のベンジャミン・バトンを演じるのはフィンチャー監督作に3度目の主演となるブラッド・ピット。共演は『バベル』でもブラッドと顔を合わせたケイト・ブランシェット。誰とも違う人生の旅路を歩む、ベンジャミン・バトンの運命の行方に注目だ。

2009年1月18日日曜日

禅ZEN~高橋伴明監督、中村勘太郎、内田有紀主演

日本曹洞宗の開祖、道元禅師の生涯をつづった伝記映画。鎌倉時代に宋へ渡って禅の神髄を体得した道元が、寺院焼き打ちなどの困難を乗り越えて教えを広めていく姿を描いた。中国ロケや四季の映像美などからは、説教臭くなりがちな既成の宗教映画から脱皮しようとする意気込みが伝わる。
 道元役の中村勘太郎の立ち姿、細かな所作、透き通った声は絶品。「只管打坐(しかんたざ)」など難しい禅の言葉が出てくるが、それらに固執せず、道元の生き様と求道精神に着目した方が楽しめるかも。遊女おりん(内田有紀)やその夫、煩悩のために寺を去る若い僧を登場させ、現代人との間の垣根を狭めた。






2008年12月5日金曜日

私は貝になりたい~福澤克雄監督、中居正広、仲間由紀恵主演

清水豊松は高知の漁港町で、理髪店を開業していた。家族は、女房の房江と一人息子の健一である。戦争が激しさを加え、赤紙が豊松にも来た。彼はヨサコイ節を歌って出発した。--ある日、撃墜されたB29の搭乗員が大北山山中にパラシュートで降下した。「搭乗員を逮捕、適当に処分せよ」矢野軍司令官の命令が尾上大隊に伝達され、豊松の属する日高中隊が行動を開始した。発見された米兵は、一名が死亡、二名も虫の息だった。日高大尉は処分を足立小隊長に命令、さらに命令は木村軍曹の率いる立石上等兵に伝えられた。立石が選び出したのは豊松と滝田の二名だ。立木に縛られた米兵に向って、豊松は歯をくいしばりながら突進した。--戦争が終って、豊松は再び家族と一緒に平和な生活に戻った。が、それも束の間、大北山事件の戦犯として豊松は逮捕された。横浜軍事法廷の裁判では、命令書なしで口から口へ伝達される日本軍隊の命令方式が納得されなかった。豊松は、右の腕を突き刺したにすぎない自分は裁判を受けるのさえおかしいと抗議したが、絞首刑の判決を受けた。独房で、豊松は再審の嘆願書を夢中で書き続けた。矢野中将が、罪は司令官だった自分ひとりにある旨の嘆願書を出して処刑されてから一年の間、巣鴨プリズンでは誰も処刑されなかった。死刑囚たちは、やがて結ばれる講和条約によって釈放されるものと信じた。ある朝、豊松は突然チェンジブロックを言い渡された。減刑?いや、絞首刑執行の宣告だった。豊松は唇をかみしめながら、一歩一歩十三階段を昇った。--もう人間なんていやだ。こんなひどい目に会わされる人間なんて……深い深い海の底の貝だったら……戦争もない、兵隊もない。房江や健一のことを心配することもない。どうしても生れ変らねばならないのなら……私は貝になりたい--という遺書をのこして。

2008年11月9日日曜日

まぼろしの邪馬台国~堤幸彦監督、竹中直人、吉永小百合主演

昭和32年、島原鉄道で働く宮崎康平は、水害による鉄道復旧の際に土器の破片を見つけたのを機に、邪馬台国の探求を始める。目の不自由な夫に、妻の和子は魏志倭人伝、日本書紀、古事記などを繰り返し読み聞かせ、立体地図を作って九州各地を二人で旅するのだった。康平の口述を和子が書き留める共同作業で、康平だけでなく、夫婦の夢となった「まぼろしの邪馬台国」を著してゆく…。
昭和40年代の日本に邪馬台国ブームをもたらした目の不自由な文学者・宮崎康平と、彼を支え続けた妻・和子の絆を描く感動ドラマ。盲目の夫を支え続けた宮崎和子を演じるのは、日本を代表する映画女優・吉永小百合。偶然発見した土器から、邪馬台国を探し出すことへの執念を燃やす宮崎康平には、個性派俳優・竹中直人。窪塚洋介、江守徹、大杉漣、余貴美子など実力派俳優に加え、柳原可奈子、綾小路きみまろなど個性豊かなキャストが彩る。『明日の記憶』や『トリック劇場版』など、話題作を次々と発表する堤幸彦監督が、九州の美しい大自然を背景に描く、太古のロマンを追い求めた夫婦の愛の物語を堪能したい。

2008年11月2日日曜日

レッドクリフ~ジョン・ウー監督、トニー・レオン、金城武主演

『M:I-2』などの巨匠、ジョン・ウー監督が100億円を投じて作り上げた歴史アクション大作。中国の英雄伝「三国志」を基に、国をかけて戦う男たちの壮大なロマンと、彼らを陰で支える女性たちの姿も浮き彫りにする。才気あふれる軍師を演じるのは『LOVERS』の金城武。彼とともに戦う知将役に『インファナル・アフェア』シリーズのトニー・レオンがあたる。2人の偉大な英雄ぶりに目を見張り、華麗で鮮やかなアクションに息をのむ。(シネマトゥデイ)
はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。彼の天下統一の野望を打ち砕くため、孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……。(シネマトゥデイ)